臨床に学ぶ会2016/12/4 眼瞼けいれん・逆子
2016年12月4日(日)
プレゼンター:湯浅秀一さん
症例:左眼瞼けいれん
「眼瞼けいれん」:目の周りが勝手にピクピクとけいれんすることで、非常に周りのひとの目も気になり、患者さん自身は大変な思いをします。ひどくなるとまぶたを開けることができなくなります。40歳以上の女性に多く、若年者では抗不安薬、化学物質に触れる機会があった人に多
く見られます。原因不明なものや、パーキンソン病が関係するもの、薬物によるものなどがあります。鍼灸治療は精査をしても異常がない機能性の場合に効果が期待できます。現代社会におけるさまざまなストレスが血液の流れを悪くしています。そのことも原因の一つだと思います。
プレゼンター:増田喜代美
症例:骨盤位(逆子)
逆子といわれて体操などしていたが変化がない為、灸治療を試したいと来院されました。逆子の灸を3日連続施灸、それから3日間あいだを開け、2クールおこないました。その後超音波検査をした結果、逆子が改善しました。
「逆子の灸治療」:逆子の治療は妊娠30~36週が最も良いといわれています。それ以降は胎児が大きくなり、下がってくるので動きにくくなるようです。論文では70~90%の確率で成功していて、副作用の報告はありません。。灸をすると子宮筋の収縮に影響して、血行が改善され胎動を良くします。お母さんと胎児にやさしい治療です。